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[モードの極意]61:意識と無意識。
人は自分が意識している事柄だけから成り立っているわけではありません。
なんだ、そんな当り前なことをと言われるかも知れませんね。
でも普段、体を使って具体的に何事かを行為していたり、
あれこれとおもったり、何か考えをめぐらしたりしているとき。
そういうときこそが、
自分が生きている≒活動している時間だという気持ちがしませんか?
他の言い方をしてみると、
「寝ているときは死んでいるも同然」だとか。
確かに、寝ているときは生産的なことをしていないかも知れません。
しかし、起きているときでも、
何も考えずに行動していることがあるのではないでしょうか?
家から最寄りの駅まで、
いちいち道順を確認しながら歩いてはいないでしょう。
運転しているとき、料理をしているとき。
そんな風にして、
人が何かをするときには、意識していることとともに、
無意識にしていることも同時に発生しているとおもうのです。
その点では、
誰もが二重人格者だと考えることができるのではないでしょうか。
つい似たような服を買ってしまう。
気がつくと同じような色を選んでしまう。
今日もまたこの服を着てしまった。
なぜかそうしてしまう、私の知らない自分。
けれども、
「それを嫌がる必要はない」というのが本日の言いたいことの一つです。
それはどうしてか?
はい、きっとそれが今までの自分のファッション感覚の下地だから。
基礎部分を肯定しようということでもあります。
それらを受け入れていくと、
次第に自分の中に、意識と無意識の中間帯:
意識しようとすれば何となく浮かび上がってくる場所が
できるんじゃないかという気がするのです。
直感を我が物とするような。
そして、その部分を自ら育んでいく、拡げ育てていくこと。
ひいては自由自在に使うということ。
なぜって、その場所こそが
「ファッション・センス」と呼ばれる領域なのではないか、
とおもえるからです。
(61:意識と無意識。~終)
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