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『たかが服、されど服』

たかが服、されど服 ヨウジヤマモト論
出版:集英社
著者:鷲田清一
定価:2,500円+税
日本におけるファッションの1980年代。
その爆発的膨張時に、力をいかんなく発揮したデザイナーの一人:山本耀司。
そんな氏の服作りを、哲学的な視点から読み解いた論考です。
目次
過去、女、空しさ
モード、あるいは過去へのまなざし
intermezzo-1
女性的なるもの、あるいは埋められぬ隔たり
intermezzo-2
自由、あるいは空しさ
「たかが服、されど服」
先日、会社としての存続をめぐって、ニュースにもなった山本耀司氏。
数々の雑誌やテレビでのインタヴューやNHK教育テレビ「視点論点」に出演した時など、折りに触れて出てくるのが本書のタイトルになっている「たかが服、されど服」です。
無頼派的なアンチ・モードの姿勢を崩さずにいる、数少ないデザイナーらしいことばではないでしょうか。
それをタイトルにした本の著者は、哲学者にして大阪大学総長でもある鷲田清一(わしだきよかず)氏。
ヨウジヤマモトだけでなく、コムデギャルソンをもまとう哲学者による論述は一読の価値あり。
おすすめです。
もともとは2002年に発売された、大判の限定著書『Talking to Myself by Yohji Yamamoto』のために書き下ろされた文章です。
本書はその内容に若干の加筆・修正をほどこしたもので、前掲書に比べれば図版は少ないものの、服作りの歩みを論じるのに即して配されているように感じられます。
コレクション写真118枚収録。
ブックデザインは鈴木一誌・杉山さゆり。
わたしはなぜ、ヨウジヤマモトを着るのだろう?
『たかが服、されど服』(2010.03.18)
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