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[モードの極意]57:「一生物」のとらえ方。
「いちせいぶつ」ではなく「イッセイもの」でもなく「いっしょうもの」。
とても良質な素材をきちんと使って丁寧に仕上げられた長持ちする逸品、
などと説明すべきものでしょうか。
それとも、自分にとっておもいのほか高額な買い物を正当化するときの
言い訳、または、お店で自分の予算よりも高い商品を勧められるときの
セールス・トークでしょうか。
いやいや。今日は、その正確な意味や定義づけについて語るのではなく、
その考え方やとらえ方について、想いをめぐらしてみたいとおもいます。
というのは、本来、移り変わるのが本分である流行という要素とは両立
できないような気がするのに、私事で恐縮ですが、そんなことにはお構
いなしに、ずっと持ち続けている服が多いのです。
捨てないから、一生物(笑)。
実は近年、次のようなループに陥っていました。
自分には高価だけど好きで買った
→大事&大切にしたい
→マイナス要素がある日(雨の日など)には着ない
→着る機会が少なくなる
→傷みにくい
→長持ちする
→クローゼット・押入れが服でいっぱいになる
→衣替え時に出し切れない
→ますます着ない
→ますます長持ち(爆)
自分が好きで着るものについては、世間の流行などをあまり気にしてい
ないのが、更なる災いをもたらしているポイントかも知れません。
そこでいよいよ一念発起。捨てられないのなら着る。着倒すべし!
ということで、この冬。それらを着まくる行動を開始。←いまココ
そして、改めて考えてみました。
好きだから大切に着たいという気持ちが、着ないことで服の傷みを減ら
して長持ちさせることに転化してしまっている、と。
原因と結果を取り違えているのではないか?
好きで手に入れたのに、壊れたりするのが嫌だからできるだけ使わない
ようにするなんて、とんだ本末転倒でしょう。
なんで買ったの? せめて飾れば?
などと言わないで済むように、これからはどんどん着よう、使おうとい
うことなのです。
でもレディスの服などはさすがにもう着られないというか、ほかに似合
いそうな人に差し上げたりもしています。
それにしても。
自分が好きで手に入れたモノを身につけたり使ったりするのは、精神衛
生に貢献するなぁと、少し古いけど好きな服を着て、改めてというか、
しみじみとですかね、おもうのですよ。
どうでしょう、おもい当たるところがありますか?
良かったらお試しあれ。
(57:「一生物」のとらえ方。~終)
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[モードの極意]57:「一生物」のとらえ方。(2009.12.15)
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