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『贅沢の条件』

贅沢の条件

贅沢はお金で買えるのか?
修道院からシャネル、白洲正子まで

著者:山田登世子
出版:岩波新書
価格:700円+税


贅沢の条件 カバー掲載文章より
「あなたにとって贅沢とは何ですか?」 ― 贅沢はお金で買えるのか、買えない贅沢とは何か。「タイム・イズ・マネー」の呪縛にとらわれた世界にあって、「真の贅沢」とは何なのか。著者ならではの冴えた批判精神のもと、中世修道院文化からココ・シャネル、白洲正子まで、豊富な実例を読み解く。そこに浮かびあがる「現代の贅沢」とは?

贅沢の条件 目次

はじめに―「豊かさ」と「幸福」と「贅沢」と

序章 贅沢の近代―「優雅な生活」

1章 リュクスの劇場―きらびやかな男たち
 ヴェルサイユという劇場
 ダンディズムの「喪」の作業

2章 背広たちの葬列―ビジネス社会へ
 タイム・イズ・マネー
 「富」vs「贅沢」
 消費する女たち
 スーツを着る女たち
 
3章 ラグジュアリーな女たち―さまざまな意匠
 美の奢り
 贅沢貧乏
 趣味の貴婦人

4章 禁欲のパラドクス―修道院という場所から
 ココ・シャネルの修道院
 シャネルの贅沢革命
 修道院の美酒
 手仕事の贅沢さ
 禁欲と楽園

終章 贅沢の条件―時をとめる術
 樹齢千年のオリーヴ
 はるかなもの

あとがき


現代における贅沢の条件とは何か?

贅沢 ぜいたく(日) 、リュクス luxe(仏)、ラグジュアリー luxury(英)。

カタカナに耳慣れた現在では、どの語句を聞いても贅沢な気持ちが喚起されるような気がしますが、英語のラグジュアリーの語源を見てみると、それは古フランス語を経由して、ラテン語に由来しているとのこと。

それを意識してか、著者は本書を欧州、おもにフランスでの贅沢の歴史を紐解くことから始めています。

男の仕事としての贅沢を謳歌したヴェルサイユがはじけると、それはダンディズムへと質的な変化を遂げました。産業革命、生産と労働時代の幕開けとともに、男性は背景へと退き、かわって女性が贅沢の表舞台に立ちます。

その流れは現代にも続いています。贅沢は女のものであるという意識は、多かれ少なかれ誰にもあるのではないでしょうか。

そして、資本主義的な時代となった現在は、その色相が贅沢という概念にも帯びてきます。

スローガンは「タイム・イズ・マネー」。

「今日よりも明日のことを考え(て生き)ましょう。」という自己操縦法。人々の毎日の生活は、肌理(きめ)細やかに組織化されていきます。

そのように管理された現代社会においては、日々流れているベルトコンベアーから降りること、それがなかなかできないのではないか。そんななかで、何が贅沢と言えるか。著者はそんな風に考えているようです。




あなたの考える贅沢を教えてみたまえ。
あなたがどんな人物か、当てて見せよう。

こうして本書『贅沢の条件』を読み終えてみて、贅沢とは欲望の凝縮であるとおもえます。

人は、いま自分が持っていないとおもうもののうちから、一番欲しいものを【贅沢】と呼ぶのではないでしょうか。言い換えれば、あなたが、あなたに一番足りていないと感じているもの。


してみれば、贅沢には、貴賤も、善悪も、上下も無し。

ただ、どんな贅沢を望むのかによって、どのように生きてきたのかがわかるともいえそうです。


さて、あなたにとっての贅沢とは?



『贅沢の条件』(2009.09.16)
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