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[モードの極意]50:たかが服、されど服。
No.50:たかが服、されど服。
└───────────────────────────────┐
服。
ファッションなんて、しょせんは外見のもの。
単なる外装なんだから。
いつでも取り替え可能だし、自由にできる。
確かにその通りなんだけれど、
生身の人間としてそれをその通りに好き放題できるか、と言うと、
それはまた別の問題だとおもうのです。
服装・服飾に興味を持つようになった当初は、
だいたい自分の好きなファッションの傾向に応じて、
ブランドやシルエット、色やスタイリング、
コーディネイトなどが定まっています。
そしてそれ以外は、
ファッションとして、あまり認めない気分だったりします。
若いね。
そのうちに、ファッションに対する経験値が上がってくると、
自分の好きな傾向でなくても、
それら各々のなかに良さというものを認知するようになります。
トラッドなら○○。
カジュアルなら△△。
デザイナーズなら□□、などというように。
でもまだ、自分はそういう服は着ないけれど、
という前提だったりはしますが。
そして、時が流れると、状況も変化してきます。
自分の居場所が変わる。
友達が変わる。
ボーイフレンド、ガールフレンドが変わる。etc.
それらに加えて、何にどうお金を使うか/使えるか。
気持ちだけでファッション・アイテムを買うことができれば、
それほど変化はないのかも知れませんが、
経済的なことも避けては通れません。
そんななりゆきとともに、以前は
「そんな格好は絶対にしない!」
と自分自身がおもっていたファッションを、
人は身につけることができるようになっていたりします。
カジュアルだった人が、スーツを好んで着ていたり。
きっちりしたスタイルだった人が、
ジーンズとTシャツが似合うようになっていたり。
まあ、そんなに劇的な変化を遂げる人は、
あまり多くはないでしょうけれど。
時間というものも、人のファッションを変えていく
重要な要素であることは間違いないでしょう。
私たちはどうやっても、服を着ないで済ませるわけには行きません。
かといって、なんでも良いともおもえません。
一生、ついてまわるものとして考えたことはありませんでしたが、
服って結構面倒なものだとおもうのです。
┌───────────────────────────────┘
(No.50:たかが服、されど服。~終)
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[モードの極意]50:たかが服、されど服。(2009.08.18)
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