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[モードの極意]48:悪趣味の系譜。
No.48:悪趣味の系譜。
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ファッションの歴史。
それは、悪趣味の歴史だと言えるかも知れません。
いつの時代でも、
ファッションの先端をになってきたデザイナーたちは、
それぞれにそれ以前のファッションとは見間違いようもない、
特別な服を作っています。
コルセットを不要にしたポール・ポワレ。
ガブリエル・シャネルのジャージー・ドレス。
クリスチャン・ディオールのニュー・ルック。
ボディ・メイクを必要としないクリストバル・バレンシアガ。
(下着による補正)
イヴ・サンローランのパンツ・スタイル。
それらのほかにも、たくさんあるでしょう。
そして時には、ショッキングなシーンも演出しています。
今見ればそれほどかとおもいますが、ディオールの場合。
ドレスを着て街を歩いていると女性たちにドレスを引きはがされたり、
政治家が法的に規制せよと声をあげたりしたそうです。
まあ、それほどにはスキャンダラスではないものの、少し前の例なら。
カール・ラガーフェルドやヴィヴィアン・ウェストウッド、
ジャン・ポール・ゴルチエ、クリスチャン・ラクロワなどを
想像してみてはいかがでしょう。
彼らが登場してきたとき、
全面的には支持を得られたわけではないとおもいませんか?
創造と破壊とは、たぶん表裏一体のものなのでしょう。
日本なら。
コム デ ギャルソンなどによる黒の衝撃も、
それらに含まれるでしょうね。
もっと最近のデザイナーであれば、
ジョン・ガリアーノやヴィクター&ロルフなども、
いわば異端の系譜かも知れません。
そしてやっと今日の本題。(笑)
トム・ブラウンです。
当代きっての人気のデザイナーではありますが、
ちょっと前のオリジナル・コレクションで
スポーツをテーマにしたものなどは、
結構なインパクトがありました。
デザインを手がけている『モンクレール・ ガム・ブルー』の
最新(2010年春夏向け)コレクションでは、
トリコロール・カラーをモチーフにしていて、
オリジナル・ラインと比較すれば、
なかなかまとまっているといえそうなコレクションでしたけど。
また、同じトムでも、トム・フォードを悪趣味と表現する人は、
あまりいないとはおもいますが、
好きでない人からすれば同じようなもの?
いやいや。はてさて。どうでしょう。
それは最先端のトレンドなのか、わが道を行くのか、異端なのか。
それとも、言ってみればただの悪趣味なのか。
ともかく、そんなわけで、何年かした後に。
そんな服たちが、わたしたちにとってどのように見えるようになるのか。
ちょっと楽しみだとおもうのです。
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(No.48:悪趣味の系譜。~終)
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