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[モードの極意]40:大人は判ってくれない。
No.40:大人は判ってくれない。
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何かほんの少し新しいことをしてみる。
今までとは違うやり方をし始めてみる。
そんなときに、
「おお、その手があったか!」
「へー。いいね、そのやり方!」
なんて、素直に認めてもらえると、
ちょっとうれしくなります。
でも、
「なんでそうするの?」
「どうして今までとおんなじじゃダメなの?」
なんて言われることのほうが、多くはないでしょうか。
もちろん、
なんでもかんでも変えれば良いというものではありません。
普通にみんながやっていることの源である常識や一般論、
定石などというものは、
さまざまな試行錯誤の後に生まれた生活の知恵であり、
いわば集合知・総合知であって、
ある一定の価値が与えられるべきものだとおもうのです。
けれども、人の生きる場面はその時々、
時代によって多かれ少なかれ変わっていくものです。
今までと同じやり方が、
未来永劫にわたって通用するとは限りません。
それがいつなのかを明確には言えないことのほうが
たくさんあるとおもいますが、いつの日にか、
それまでの手法・方法を変えていかざるを得ない日が
必ずやってきます。
そして、その変化のときには、
何らかの軋轢(あつれき)が生まれます。
「今までこうしてきたのに、なにがダメなんだ?」
「問題ないよ、このままでいいから!」
「何それ? それでうまくいくの?」
せっかく蓄(たくわ)えてきた今までのやり方の知識や技術を、
放り出してしまうような気持ちには、
なかなかなれないのが普通です。
むしろそれらは守るべきものとなっているのですから。
しかし、現状というものに対応し続けるためには、
少なくとも今という時こそがいつも現在であるようにだけ、
進み続けなくてはなりません。
でも、もしも新しいことを始めてみて、うまくいかなかったら?
ええ。そのときは、また違うことをやってみればいいのです。
だって、これはちょっとした変化なんですよ。
大勢に影響はありません。
いつも少しだけ新しいこと、「遊び」を取り入れること。
多数派。
現在を形作って安定させている大切な仕事をしている人たち。
それを大人と表現してみると、
いつの時代も「大人は判ってくれない。」のでしょう。
変革への扉を開くのは、
いつもマイノリティ(少数派)なのですから。
┌───────────────────────────────┘
(No.40:大人は判ってくれない。~終)
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