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『空の写真 帰る場所』

空の写真 帰る場所
著者:平野晋子
出版:文芸社
定価:1,300円+税
| 空から くる | 空と こころを 行き交う想い | 空をみて また こころをみる |
| また 空へとのぼる | いつも感じていられる人でありたい | 大切なものを 忘れずにいたい |
持田香織 |
カバー装画・タイトル題字 大竹伸朗 「空」 2008年12月14日 アクリル、カラーインク、紙 310×210mm
デザイン 小関 学 [ ED.35 ]
空が好きな人には、遍在性を感じてしまうことがある。空気のような、水のような人。存在を誇示するのではもちろんなく、かといって消そうとするのでもなく、ただそこにある、いる。または、あった、いた。たとえこの場にあらずとも、いなくとも、きっと、いつでもどこかにある、いる、という雰囲気が奥底にあるような気がする。
そんな具合に、ことばも、その流れゆくことをはっきりとは主張せず、静かに通り過ぎゆく。頬を撫でつけることをせず、頬とともにゆく。もしかしたら、時折り振り返ってみれば感じられることがあるだろうか。そんな風にして、あなたの傍らを。
何気ないとも見える語られた日常は、日々の中に紛れ込んでなりをひそめているささやかな狂気たちから成り立っている。その気さえあれば、それはいつでもいくつでも見つけることができるし、いくつかの外国語にならうとすれば彼女たちは、むしろ見つけられることを望んでいるのだろうとおもえてくる。それに気がつくことのできた人たちは、もしかしたら、空を好きになるのかも知れない。
・版元書籍情報(引用)
大学卒業後、スタジオのアシスタントを経て、
フォトグラファーになった、一人の女性の物語。
デジタル写真全盛の現在だが、ついこの間まで写真といえば、フィルムと印画紙の世界だった。ここに書かれているのは、目まぐるしく移り変わる時代に生きる女性フォトグラファーの話だ。大学を卒業してフォトスタジオに就職した青木なみ。一人の女性が厳しいアシスタント時代を経て、一人前のフォトグラファーになるまでの軌跡を描いた、自伝的サクセスストーリー。フォトグラファーである著者がN.Y.で撮りためた写真も多数掲載。
※写真家:平野晋子氏による自伝的小説で、「サクセスストーリー」という趣はほぼないように感じます。
『空の写真 帰る場所』(2009.04.10)
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