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[モードの極意]37:脇役から発想してみる。
No.37:脇役から発想してみる。
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書物は余白で成り立っているといったら、いい過ぎでしょうか。
では、
「王様は、家臣や臣民がいるから、王様なのである。」
というのはどうでしょう?
一般的な絵画ならば、
「背景があることで、主題が活きてくる。」
のではないでしょうか。
主と従、地と図などの関係性をファッションに当てはめてみると、
シーズンごとに開催されるコレクションの洋服だって、
たとえば真っ白なランウェイ(モデルが歩く舞台の導線全体)が
あるからこそ映えているのだとおもえるのです。
一点豪華主義という考え方は
あまりエレガントではないようにおもいますが、
それほどではないにしても、わたしたちは普段、
主たる要素から考え始めていることが多いようです。
ジャケット&ボトムを含めたスーツ類やコートなどの外装、
いわゆる重衣料のほうが、シャツやカットソーなどの軽衣料、
スカーフやベルト、アクセサリーなどの小物類よりも
高価なことが多いですよね。
ですから、そちらを優先して考える気持ちは
もっともな理由が感じられるところです。
けれども、大物を中心に据えて考えていくと、
意外にいつも同じコーディネイトを選んでしまいがち
ではないでしょうか。
もちろん、主題や主役があってこそのものではありますが、
時には従たる要素から考えてみることもよいのではないか
とおもうのです。
新しい口紅を買ったから。
欲しかった靴を手に入れたから。
そんな理由から、コーディネイトを組み立ててみると、
また違った合わせ方に気がついたり、
新たな楽しみ方が生まれたりするのではないかとおもうのです。
「神は細部に宿る」って、
なんにでもあてはまるとおもってみるのも、
悪くはないかも知れません。
ただし、仕事や勉強などに行き詰ったとき、
あまり関係のない事柄に気を取られ、
それから先に始めてしまうことには用心すべきかも。(笑)
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(No.37:脇役から発想してみる。~終)
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