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[モードの極意]22:国産プレタポルテ。

 No.22:国産プレタポルテ。
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 プレタポルテ(既製服)という呼称を、
 めっきり聞かなくなった気がする。

 そういうジャンルごと、どこかへ消えてしまったかのようだ。

 でも一方で、それでいいのかと疑問を感じてもいる。


 日本人デザイナーの国内向けプレタポルテ・ブランドに勤めていた頃。

 百貨店のフロア中央には平場(ひらば)という、
 ブラウスやスカートなどのアイテムが単品で集積された売り場があり、
 さらに特定のブランドの商品がまとまっている
 コーナー展開のスペースがあった。

 そのまわりに、
 きちんと区切られて単独ショップの体裁を備えたブランド群が
 位置していて、たいていの国産プレタポルテ・ブランドは
 そのあたりに配されていた。


 それらの並び方にはメーカーの発言力や
 ブランド自体の格付けなどが反映されており、
 それにしたがって商品価格も高額になっていくものであった。

 そんななか、DC(デザイナー&キャラクター)ブランドの隆盛の後に、
 インポート(輸入品)ブランドがもてはやされる、高級化路線が続く。


 そのあおりを受ける形といったらいいのか、
 国内(日本人)のデザイナーによる中級の品質と知名度の、
 いわゆるプレタの居場所がなくなっていったのだ。


 もちろん、消費者の選択肢が増えたことはよいことではあるのだろう。

 しかし、ブランドが増える一方のままであるわけもない。


 「カジュアルなものではない、それなりにきちんとした装い」
 が求められない時代になったということでもあったろう。


 洋装が浸透しつくして、
 肩肘張らない着方ができるようになったと表現してみれば、
 とてもよいことなのかも知れない。


 しかし、「ちょっときちんとした装い」というものが、
 結局のところ「半端なフォーマルウェア」という分野に
 吸収されているだけのような気もするのだ。

 間(ま/あいだ/あわい)というものに対する感覚が薄いということ。

 最近の世の中を見ているとすべてに、

 ファストファッションvs.高級ブランド

 というような二極化に近いものを感じてしまう。

 人々の消費行動が、実用性や効率重視の面と、
 本物・高級品志向の面の二つしか持っていないようにおもえてくる。


 経済活動全般が、中抜きという中間マージンを削る方向性で
 消費者の理解を得ることとともに、
 自身の利益を拡大すべく努力してきた結果、
 個人の消費行動にも似たような意識が浸透してきているのではないか。


 ムダとおもえるような消費はしない。

 使うときはビシッと使う。

 でもそれって、実質的な思考が同じになってはいないだろうか?

 「最低限」と「最高度」。

 どちらの場合でも、頭を使っていない活動になってはいないだろうか?

 「必要は発明の母」というが、
 創意工夫には試行錯誤がつきものでもある。


 目的を果たすことだけでは、
 そこには余裕や遊びは生まれない。


 ファッションの醍醐味とは、
 大いなる余りものにこそあるのだとおもう。


 自戒とともに。

┌───────────────────────────────┘
  (No.22:国産プレタポルテ。~終)

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