ベネチアンビーズアクセサリー|ポワン・ド・ビュ
ホーム > ライフスタイル:: ライフ > [ 『いのちの食べかた』 ]
『いのちの食べかた』
食のグローバルスタンダードはここまできている。
※
映画『いのちの食べかた』
原題:OUR DAILY BREAD
監督:ニコラウス・ゲイハルター
編集:ウォルフガング・ヴィダーホーファー
(オーストリア・ドイツ 2005年 92分)
※『いのちの食べかた』公式サイト
⇒ http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
普段は意識しないですむ、食材の来歴
39%という低い食料自給率(供給熱量ベースの総合食料自給率:平成18年度概算)の日本。
それでも、食事ができるということ、食べ物を口にすることができるということは、たとえその食事内容には違いがあっても、おおかたの日本人にあっては、当たり前のことになっているでしょう。
昨今ではそこに、安全性の見地から、食材における情報開示の一環として「トレーサビリティ(追跡可能性)」が問われるようになりました。
特に2003年末からの牛肉におけるBSE問題は記憶にも新しくて、その概念と普及を後押ししたといえそうです。
その結果、スーパーや百貨店などの食品売り場で、「○○県の○○さんが作った○○です!」などと顔写真入りで紹介されていれば、それだけで安心かつ安全なものだとおもえてしまいそう、、、
しかし、果たしてその現場とは、いったいどんなものなのでしょうか?
アナログとデジタルの交差するところ
食品の元になっている動植物は現実的な物質で、いわばアナログ=リアルなものとすれば、店頭で販売されている食品群はデジタル=ヴァーチャルなものとは考えられないでしょうか?
現代では、食品も半ば無機物と同じように、見た目や製造年月日、有効期限(賞味期限)などを基にして売り買いされています。
そんな食品/食材は、キレイに洗われたり、キレイにパック詰めされたり、キレイなパッケ-ジに収められて、わたしたちに買われるのを待っています。
例えば手袋をはめて扱われるチョコレートなど、どんなに高級高価な食材でも、最終的には人々の口中で、粉々に噛み砕かれて胃袋に納まります。
それを見たいという人など、誰もいない状態となって。
とてもグロテスクな振る舞いだという人がいますが、食べることはそんな現実的=アナログな行為が必要なのです。
売られている食品群には、それが商品として無機物化する前、収穫/収獲時についても同じようにグロテスクな行為が必要なのです。
※拡大
映画『いのちの食べかた』チラシ(表)
世界の食品生産現場
大変おおざっぱにいってしまえば、食べ物の6割は外国からやってきているという現実。
これは、そのアナログ→デジタル変換現場の、まさに第一場面を見せてくれるドキュメンタリーです。
牛、豚、鳥、魚、野菜や果物。
消毒設備を拡げたトラックは、まるで生き物のよう。
ナレーションは一切なし。あるのは、鮮やかな色彩と現実音だけ。
「あっという間」とまではいいませんが、気がつくと短い一時間半です。
卵の生産工程を聞いたとき、それではまるで工業製品だとおもったことがありましたが、現代のグロ-バル食材は、みな等しく「製造物」であるようです。
多くの作業従事者がサンドイッチ、文字通りパン(Bread)を食べているのも印象的でした。
※拡大
映画『いのちの食べかた』チラシ(裏)
■参考
・農林水産省/食料需給表
⇒ http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/fbs/
・ウィキペディア:「トレーサビリティ(流通)」のページ
⇒ http://ja.wikipedia.org/wiki/トレーサビリティ_(流通)
書籍:いのちの食べかた
映画にもコメントを寄せている映画監督/ドキュメンタリー作家「森 達也」氏による同名の著作(2004年刊行)。本映画の脚本などというわけではありませんが、得るところのある小中学生向けの単行本です(全編ふりがな付き)。
『いのちの食べかた』(2008.01.26)
ページの先頭へ↑
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.pdv.co.jp/mvtp/mt-tb.cgi/274
※いただいたコメントなどは、より有益な記事作成のために活用させていただきます。
※当社からの返信を希望される場合には、下記のページをご覧ください。
⇒ お問い合わせ方法のご案内
[ライフスタイル:: ライフ ] カテゴリー:前後の記事を見る
ロクシタン
«前 | 次 »
ふるさとアンテナショップめぐり
| ホームページへ戻る |

![[『いのちの食べかた』] エントリー別ページ|ポワン・ド・ビュ](http://www.pdv.co.jp/title_bar_entry.gif)


