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アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶

カルティエ=ブレッソン本人が出演した貴重なドキュメンタリー映画公開

数年前に亡くなった、20世紀の重要な写真家「アンリ・カルティエ=ブレッソン」(1908-2004)。生前あれほどにシャイだった本人が出演しているだけでなく、2005年に亡くなった劇作家アーサー・ミラーなど親交のあった人々もインタヴュに答えているそうです。2006年5月20日(土)より各地で公開予定。仏題:Henri Cartier-Bresson - Biographie d'un regard (アンリ・カルティエ=ブレッソン ある視線の伝記)。

アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶※拡大画像

「アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶」(映画チラシ表)


・映画配給元:公式サイト
 → http://www.longride.jp/hcb/
 (※表示させると、たぶんバッハかとおもいますが、ピアノ音が流れますのでご注意を。)


アンリ・カルティエ=ブレッソン 情熱の眼差し
(英題:Henri Cartier-Bresson The Impassioned Eye )

同映画のプログラム(下記画像:¥1,000-税込)は、パンフレットというよりもブック。厚さ 1cm弱のミニ写真集といえそうな仕様です。

アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶※拡大画像


「決定的瞬間」そして/あるいは「秘されたイマージュ」

彼の写真(術)に対する、いわば代名詞となった有名な文言「決定的瞬間」。それは英語版作品集のタイトル The Decisive Moment が日本語に訳されたときと同時に、もたらされたものです。

それはフランス語の原題では、Images a' la sauvette 。映画チラシでは「逃げ去るイメージ」、古い写真展のカタログでは「一瞬に消え去ってしまう心像」とも訳されています。


Images(イマージュ)は複数形になっていますが、英語でいう「イメージ」。sauvetteは英語のsalvage(サルベージ:救出)にも連なる語源を持つであろうフランス語動詞sauver(救う・逃げる)の名詞形ですが、a' la sauvette として口語で用いられる場合には「内緒の、こっそりとした」という意味合いも持つようです。


そんな一瞬を、一切の(事前)演出なしに、また、一切のトリミング(撮影後の構図変更)なしに撮ることを身上としつつ生み出された写真。それぞれのカットごとに「時」というものの貴重さを停止・定着させ、と同時にそのことによってこそ初めて、それらが貴重な瞬間の連続であり、その連なり自体が皆々の世界なのだということをわたしたちに提示してくれたのでしょう。


とはいえ自分自身のこととなると話は違ったようです。写真家:マルティーヌ・フランク夫人によれば、十数年前に親友による記録映像撮影の際、「顔は撮らないで」と無理な注文を出したのだそう。しかしそんな彼本人が、このフィルムでは自らの写真美学や敬愛する画家マティスやドガなどについて、冗舌に語っているそうです。なお、存命中の2003年にパリで開催された大回顧展は、2007年に日本巡回予定があるようです。(参照:日本経済新聞2006年5月9日)


「(写真を撮ること)それは、(自分にとって)生きる様式だ。」と述べた彼自身の生き様が、この映画の中にあるのかも知れません。



参考:過去の展覧会例

・写真展「パリ・街・人-アジェとカルティエ=ブレッソン」
 1988年6月4日~7月24日 東京都庭園美術館

パリ・街・人-アジェとカルティエ=ブレッソン:カタログ

日本の「パリ年'88」という東京都とパリ市の友好都市提携事業のひとつで、協賛はアニエス・ベーでした。カタログは銀ラベル黒箱入りの3分冊(総括・アジェ編・カルティエ=ブレッソン編)。

上記写真の見開きは、カルティエ=ブレッソン編 26-27ページ。
左ページ:ピカソのアトリエ 1951年
右ページ:ムフタール街 1952年(拡大画像)

少年は何がそんなに得意げなんでしょうかね。(^_^;
背景の少女や女性たちは、画家バルテュスの絵画「街路」の人物たちをおもわせるところがあります。



参照サイト


・アンリ・カルティエ=ブレッソン財団
 → http://www.henricartierbresson.org/


・マグナム・フォト東京支社
 → http://www.magnumphotos.co.jp/

引用:「1947年、ロバート・キャパ(ハンガリー人)の発案で、アンリ・カルティエ= ブレッソン(フランス人)、ジョージ・ロジャー(イギリス人)、デビッド・ シーモア("シム")(ポーランド人)らが創設した、会員が出資して運営する、 フォトジャーナリストの集団。

それまでは作品が掲載される際、写真家の意向にかかわらず、むやみに写真をトリミングしたり、不正確なキャプションをつけられたりすることが頻繁にあったが、これを防ぎ、写真家の権利と自由を守り、主張することを目的として、ニューヨークとパリに事務所が設置された。(以下省略)」




追記:2006年10月5日 刊行

ポートレイト 内なる静寂―アンリ・カルティエ=ブレッソン写真集

刊行元の岩波書店による本書紹介コメント

20世紀の芸術家のなかでもっとも洗練され,影響力のあった写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンの傑作ポートレイト94点を集成.時代を彩った数々の著名人から無名の人びとまで,モデルが身構え,別の自分に変わる前の,その「内なる静寂」を一瞬にしてとらえた写真家の眼差しが光る.トリプルトーン図版97点を収録.

解説は、ジャン=リュック・ナンシー。移植された心臓を持つことでも知られる、フランスの著名な哲学者です。


<写真集の説明文引用>

内容(「BOOK」データベースより)
アンリ・カルティエ=ブレッソン(1908‐2004)は20世紀を代表するもっとも影響力をもった映像作家であり、数多くのポートレイトの傑作を遺している。時代をいろどった著名人だけでなく、きわだった印象とその容貌に惹かれてごく普通のひとびとを、50年以上にわたり撮影しつづけた。アンリ・カルティエ=ブレッソン財団は、作家自身が収蔵していた作品の管理維持を目的に2003年パリ市内に設立された。本書は、このほど財団が収蔵作品のみで構成したはじめての展覧会を機に刊行されるもので、代表作はもちろん未発表作品も含まれている。

内容(「MARC」データベースより)
20世紀最大の写真家カルティエ=ブレッソンが生涯にわたり撮影をつづけていたポートレイトの傑作集。時代をいろどった著名人、きわだった印象とその容貌に惹かれた普通のひとびとの「内なる静寂」をとらえた作品を収録する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
カルティエ=ブレッソン,アンリ 1908年8月22日、フランス、セーヌ=エ=マルヌ県シャントルーに生まれる。1927‐28年絵画をアンドレ・ロートに師事。1935年ポール・ストランドの手引きで映画制作に携わる。1937年共和政スペインの医療機関のドキュメンタリー映画〈生命の勝利〉を撮影。ルイ・アラゴンの紹介で『Regards』誌に職を得、ジョージ6世の戴冠式など、多数のフォト・ルポルタージュを撮る。1944‐45年パリ解放を撮影するプロの撮影家集団に加わる。1947年ロバート・キャパ、デイヴィッド・シーモア(シム)、ウィリアム・ヴァンディヴァート、ジョージ・ロジャーらとともに写真家共同エージェント、マグナム・フォトを設立。1952年テリアード社で処女作“Images `a la sauvette(決定的瞬間)”を出版。2003年パリ、モンパルナスにアンリ・カルティエ=ブレッソン財団設立。2004年8月3日、モンジュスタンで死去。

アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶(2006.05.11)
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