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ディック ブルーナ
芸術新潮 2004年3月号
特集 おとなのためのディック・ブルーナ入門
出版:新潮社 定価: 1,400円
地上で一番有名なうさぎ、通称「ミッフィー」。
作者は2004年の夏に77歳を迎え、ミッフィー自身は2005年で生誕50周年になるという。
今もオランダに住まう白い髭のおじいちゃんが、ディック ブルーナそのひとだ。
世界的に有名なキャラクターの生みの親は、もともとグラフィックデザイナーからその経歴をスタートさせた。本人に取材を求め、足跡を振り返りつつ、創作の秘密が明かされている。絵本作家ということばから想像される以上の奥深い魅力を、おとなに向けて解説。
一見してわかりやすそうなものは子供のものだとおもいがちですが、昨今の絵本人気は、やっとその早合点に気づいた証拠でしょうか。改めておとなとして、その楽しみを取り戻してみましょう。
エルジェによる「タンタンの冒険」シリーズや、トーベ・ヤンソンによる「ムーミン」シリーズなど、欧州のキャラクターものには独特のオーラがあります。西洋芸術の系譜に連なる描画や物語には、日本のマンガにはない、歴史感を漂わせているようにおもえます。その重みが、単純そうな構図や線画で表現されているために、余計そう感じられるのかも知れません。
その中でも一際シンプルな線と色彩を特長とするディック ブルーナの作風は、ともするとポップな調子を感じさせるかのように見えて、彼自身にしっかりと根付いている欧州が香ります。マティス、レジェなどに影響を受け、グラフィッカーとしての作品では、カッサンドルやレイモン・サヴィニャックの手法などをも取り込んできたようです。
さあそろそろ、理屈は終わりにして、じっくりと味わってみましょうか。
【参照展覧会:2004年】
ディック・ブルーナ展
- ミッフィー、ブラック・ベア、そのシンプルな色とかたち -
大阪、愛知、福岡と巡回の後に、
・板橋区立美術館(~3月28日:東京都板橋区)
・そごう美術館(4月3日~5月5日:神奈川県横浜市)
・新潟県立万代島美術館(5月11日~6月13日:新潟県万代島)
2006年2月18日 ディック・ブルーナ・ハウス 常設展示開始
オランダのユトレヒトに完成した「ディック・ブルーナ・ハウス」はセントラール・ミュージアム(市立美術館)の別館として建設されました。広さは400平方メートル。
1階は世界40ヶ国語以上に翻訳、8500万部以上発行された書籍を埋め込んだ展示室、ディック・ブルーナ本人の子供時代や家族の写真などの展示コーナー、子供向けに映像化された作品など。2階には原画やポスター、切手など初公開品もあるそうです。
全館では約1200点もの展示品、そしてなんといってもミュージアムショップも楽しみですね。
公式サイトは日本語にも対応していますので、よかったらご覧になってみては!
・ディック・ブルーナ・ハウス:公式サイト
→ http://www.holland.or.jp/dick_bruna_huis/
※参考書籍
レイモン・サヴィニャック フランスポスターデザインの巨匠
書籍紹介文・引用:『アールデコの巨匠カサンドルの助手になり、1949年「牛乳石鹸」のポスターで伝説的デビューを果たした、フランスを代表するポスター作家レイモン・サヴィニャックの作品256点を収録した日本初の作品集。』
※参考書籍(2007年7月)
芸術新潮編集部の編による「とんぼの本」シリーズ
おそらく、芸術新潮の特集をもとにしたムックではないかとおもわれます。
ディック ブルーナ(2004.03.01)
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