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べっ甲/鼈甲(べっこう)

tortoise shell ウミガメの一種である玳瑁(タイマイ)の甲羅のこと。


【歴史】
古くは正倉院の宝物にもタイマイを用いたものがあり、その時代に流通していたことが認められていますが、その後のポルトガルやスペインとの交易により、加工技術が長崎を通じて伝承され、さまざまな細工物ができるようになりました。特に江戸時代、中期頃からの浮世絵に見られる櫛(くし)や笄(こうがい=髪飾り)のように、最高の価値あるものが作られて、高貴な人々の貴重品としてもてはやされました。

しかし徳川全盛期、あまりにも華美になった生活をいましめる法令のなかで、タイマイを服飾品に用いるのが禁止されてしまいました。にもかかわらず、それらを鼈(スッポン)の甲として販売を続けた商人がいたようです。それ以来、タイマイの甲であるにもかかわらず、その素材や細工物を指して鼈甲(べっこう)と呼ばれるようになったといわれています。


【産地と特徴】
二大産地の一つ、インドネシア方面のものは中国経由であるその流通経路から業者間では「南京甲」と称され、全般に材質が固く、布(ふ)または斑(ふ)ともいう濃色の模様が黒くて非常に多く、濃淡差がはっきりとしています。他方、キューバ方面のものは、長崎に白人によって伝えられたことから「異人甲」と呼ばれたらしく、材質が柔らかく、布(ふ)が赤色系で、かつはっきりとしていません。


【製作】
作られるものに合わせて甲羅面を開いたり削ったりし、その後に重ね合わせて水と熱を用いて、いわば圧着します。そうしてできた板を曲げたり、さらに削ったりして形を整え、最終的に仕上げ磨きをして完成します。これらの工程には「生地作り三年、削り仕上げ五年」とまでいわれるほどの職人技術の粋が結集しています。


【色調】
白甲:白といっても薄黄色の、最高の価値があるとされている甲。

黒甲:黒い部分のみを集めて作った甲。真黒(シンクロ)と呼ばれる黒一色のものは並みの布(ふ)入りのものより高価。

茨布(ばらふ)甲:=散斑甲。白甲色が多くて、布(ふ)がきれいに抜けているものほど上質。

赤甲:自然の甲の布(ふ)で赤い茶色がかったものをいう。白甲についで高価。


【宝飾品として】
硬度が低く、琥珀と同様に貴石や半貴石と比べても柔らかいため、接触性の傷をつけないように注意しましょう。また、水は大丈夫ですが、湯などの、熱に弱い性質を持っています。

職人の技術やセンスに左右されるとともに、自然素材であることなどから、大きさ、重さだけではすぐに価値が決定できないため、専門家でもその判断は難しいものがある商品といえるでしょう。

べっ甲/鼈甲(べっこう)(2000.04.03)
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